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子宮筋腫とは?
どんな症状が出るのか
子宮筋腫は成人女性の4人に1人に見つかる非常にありふれた良性の腫瘍です。筋腫によって命が脅かされることはありませんが、 腫瘍のできる部位や大きさによっては日常生活に影響するさまざまな症状 (月経困難、腹痛、腰痛、貧血、腹部膨満による頻尿・便秘)を引き起こします。
治療方法
症状を和らげるための治療として鉄剤、鎮痛剤、漢方薬やホルモン療法が試みられますが、根本的な治療は手術以外にないと されており、日常生活に支障をきたすような重い症状があってお薬でうまくコントロールできない場合は外科手術が勧められます。
外科手術には子宮全体を取り去る「子宮全摘出術」と腫瘍のみを取り去る「筋腫核出術」があります。
子宮全摘出術は症状を改善させる意味では確実な方法ですが子宮を完全に喪失することになります。 筋腫核出術では子宮は温存されるものの、輸血などの危険性が全摘出術よりもやや高いこと、 症状改善に乏しいことがありうることなどの問題点があります。これまで患者さんは難しい選択を迫られていましたが、お腹を切らずに 子宮を温存した上で症状を治す「子宮動脈塞栓術」という治療法が新たに開発され、次第に広まっていきました。
子宮筋腫動脈塞栓術とは?
左右どちらかの太股の付け根の動脈を経由して子宮動脈の中にスパゲティほどの太さの柔らかい管(カテーテル)を押し込み、 ゼラチンの粒を注射するという単純な治療です。ゼラチン粒が血管内に詰まって筋腫の血流が途絶えると、筋腫組織が死滅して 縮んでいき症状が改善します。死滅した組織が生き返ることはありませんから、その効果は長く続きます。 (他の場所に新たに筋腫ができて症状が再発することはあります。)治療効果は高く、症状の改善は9割以上の方で得られます。治療時に 体が受けるダメージは少なく、入院日数も治療後に元通りの生活に戻るまでの期間も開腹手術の約半分です。
先生の紹介
以前高木病院でも30人の方にこの治療を行って良好な治療効果が得られていましたが、人手が足りないなどの事情が生じて 一時的に中止していました。今回受け入れ態勢を整えることができ、満を持して子宮動脈塞栓術を再開することとなりました。 子宮筋腫の重い症状でお悩みの方は是非一度ご相談ください。産婦人科外来で毎週火曜日・土曜日に相談のための外来を行っています。
加藤 明(かとう あきら)先生
佐賀医科大学卒業
放射線科専門医
日本インターベンションナルラジオロジー学会専門医
専門:胸部・腹部の血管造影・IVR
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