|
外科
当外科では、佐賀大学医学部胸部外科、久留米大学外科と提携し、血管外科、胸腹部の悪性腫瘍の手術(甲状腺、乳腺、肺、消化管、肝胆膵等)を中心に、緊急救急手術等を主体に行っている。年間手術症例は、250例。内科、外科との綿密なカンファランスのもと術式の検討を行い、主治医執刀制であり、幅広い外科知識、技術の習得が可能である。
【研修目的】
臨床医として多彩な社会、患者のニーズに対応し、外科疾患に対して適切な判断、処置をするために必要とされる知識、技術、態度を身につける。特に当院グループは在宅医療部門や身障児、特殊リハビリ病院等も併設しており、一般の急性腹症、胸部、腹部外傷などの救急診療の他、さまざまな患者に対する診療能力の習得に努める。
【研修内容】
1.一般外科の基本的診察法と検査法
a. 全身の診察を的確、かつ要領よく行える
b .直腸指針、肛門鏡検査ができ所見がとれる
c. 各部脈拍の触知を行い記録することができる
d. 各部リンパ節の触知を行い記録することができる
e. 外科的解剖、生理の理解ができる
f. 胸部、腹部単純X線写真を適切に指示し、読影できる
g. 消化管造影の主な異常所見を指摘できる
h. 腹部超音波検査の主な異常所見を指摘できる
i. 胸腹部CTスキャンの主要所見を指摘できる
2.全身管理と救急蘇生
a. 末梢静脈ラインの確保ができる
b. 中心静脈穿刺ができる
c. カットダウンができる
d. 動脈穿刺ができる
e. 気遣確保(バッグマスク、気管内挿管)ができる
f.1次および2次心肺蘇生法(BLS,ACLS)を理解し実施できる。
g. 輸液を正しく実施できる
h. 輸血の種類、適応、副作用を述べることができ正しく実施できる
i. 一般外傷の診断と治療ができる
j. 多発外傷における初期治療ができる
k、 胸痛、腹痛の鑑別診断ができる
3.手術
a. 手術、観血的検査などの無菌的処置時に用いる
器具や緒材料の滅菌法等を述べることができる
b. 手術時の手洗い、ブラッシングが確実にできる
c. 手術の消睾を正しく行える
d. 頻用される外科器具の選択、操作ができる
e. 術創の包交、外傷の消毒処置ができる
f. 局所浸潤麻酔とその副作用に対する処置が行える
g. 単純な皮下膿瘍の切開排膿、皮下病変の摘出、生検ができる
h. 創傷に対して消睾、デブリードマン、止血、縫合ができる
i. 縫合糸の種類を理解し、使用時の選択ができる
j. 外科手術の助手を行う
k. 虫垂炎の手術を行う
l. ヘルニアの手術を行う
4.医療の場での人間関係
a. 患者や家族と適切な人間関係を確立することができる
b. 患者および家族に対して納得のいく説明ができる
c. 他の医師、医療機関に対して適切なコンサルタントと紹介ができる
d. 常に敬語を用いて丁寧な言葉遣いで対話ができる
e. 上級医師と診療上の問題で医学的、社会的議論ができる
f. チーム医療において協力的かつ指導的に行動できる
g. どんなに疲れていても診療中に患者の前で笑顔を絶やさないようにできる
5.ターミナルケア
a. 末期患者の病態生理と心理状態とその変化を述べることができる
b. 末期患者とその家族の間の社会関係を理解し、それに対して配慮できる
c. コメディカルテームとチーム医療ができる
6.自己の診療評価
a. カルテ、サマリーをきちんと記載する
b. 問題リストを整理し、問題点の掌握ができる
c. 何が1番大切か?(priority)を常に考えることができる
d. トラブルを収拾できる
e. いつもきちんとした身なり、身だしなみで診療ができる

合同カンフアレンスは、内科、放射線科、病理、手術室スタッフとともに、おもに術前、術後
症例の検討を行い、その後、外来、病棟の問題症例の検討、検診、人間ドックのMMGの
再読影等を行っている。
【学会】
日本外科学会(専門医制度関連施設)
日本胸部外科学会
日本消化器外科学会
皮膚科
湿疹、アトピー性皮膚炎(外用療法、スキンケア)などプライマリーケアーで重要な疾患にたいして、個人個人の病状に応じたきめ細かい治療を行い、患者の満足が得られることを目標にしている。診療の概要は、外来人数 平均35人/日、手術件数 平均6件/月、入院患者数 4〜8人/日、院内コンサルト件数 22件/日(褥瘡を含む)などです。
【研修目的】
一般的な皮膚疾患について、病歴、皮膚病変を表現し、検査および治療を行えることを目標とする。
【研修内容】
a. 現症の形態学的観察と記載法
b. 主な皮膚疾患の病理組織学的診断
c. 真菌の直接鏡検
d. 皮膚生検
e. 膿瘍の切開排膿
f. 局所麻酔下での皮膚腫瘍(粉瘤など) の摘出と術後管理
g. 局所外用治療(特にステロイド外用剤の使用法)の修得
h. 全身療法
(疾患別)
1. 湿疹、皮膚炎、蕁麻疹
アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎などの診断、治療について、適切に行う。原因検索のためのパッチテストの手技や血液検査などでアレルギーの有無の評価について理解する。
2.薬疹、中毒疹
診断、治療を学び、臨床経過を評価できるようになる。薬剤の副作用や相互作用など知識をとりいれる。
3.褥瘡
ステ−ジの評価、感染症、外用剤の選択、予防を研修する。
4.熱傷
プライマリーケアとして重症度の判定、全身管理、外用治療および手術について修得する
5.感染症
細菌感染症の重症度の判定、適切な抗生剤の使用法を学ぶ。
真菌症の検査法と抗真菌剤の使用法を理解し、適切に処方する。
6.腫瘍(良性、悪性)
臨床診断、および病理組織について、検討し、治療を研修する。
7.動物性皮膚疾患
疥癬、シラミ症についてその伝播様式、治療、予防について学習する。
【回診、カンファレンス】
病棟別回診:月、金、土曜日
カンファレンス:水曜日午後
【学会】
日本皮膚科学会
【週間スケジュール】
月〜土曜日:外来または病棟回診
水:午後 手術、症例検討会
|